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【茨城大学工学部准教授 寄稿文⑤】自転車の利用環境から考えるまちづくり

茨城大学工学部 都市システム工学科 准教授 平田輝満

日立市への期待

大学のある日立市では,現時点では自転車の利用環境整備に関する目立った取り組みや計画はないと思われる。
坂が多いから自転車はそんなに利用されない,という声も聞きますが,日本有数の慢性的な渋滞問題を抱える中,自転車の利用促進は今後重要な課題になってくると考えられます。

 

電動アシスト自転車もかなり普及していますし,少なくとも,中学生や高校生,また茨城大の大学生もかなりの数,通学で自転車を利用しています.学生が自転車に乗っていて事故に遭うことも珍しくありません.

 

急激な少子高齢化が進み,日立市は人口減少数や若者の流出で全国ワーストの上位の常連市になっています.全国の市町村では街の魅力を上げ,住みやすいまちづくりを展開し,人口減少を少しでも食い止めるための都市間競争を繰り広げています

 

茨城県の県北地域の中心都市である日立市は周辺市町村から電車と自転車で通学する学生も多く,茨城大学工学部の学生も毎年多数入ってきます.

まずは,そのような若者や日立市に生まれ育つ子供たちの安全を守り,快適に移動・交流ができる環境整備が重要であるとともに,高齢者が急激に増える時代においては,クルマに過度に依存せず,気持ちよく外を歩いて暮らすことができ,自転車で快適に移動できる空間を少しずつでも作り上げていくことが,街の魅力を上げることに繋がると信じていますし,そのような街づくりを志向していることがはっきり分かるだけでも,その街に長く住みたいと思う気持ちが強くなるのではないでしょうか.

 

徒歩や自転車が環境にやさしいことは言うまでもありませんが,クルマに過度に依存すると運動不足になり,健康にもよくありません.通勤に自転車を使うことで毎日のルーティーンに運動が組み込まれ,自然と健康が維持され,長期的には社会保障費の削減にもつながります

 

徒歩や自転車といった「アクティブ」で「スロー」な移動は,健康だけではなく,街の風景を楽しみ,人との交流が促進され,社会教育やコミュニティ形成においてもメリットがあり,地域への愛着も強くなると言われています.

 

日立BRTなど,公共交通に力を入れる日立市において,徒歩や自転車も含めた人中心の次世代のまちづくりと交通整備が展開されることを期待しています.

 

 

参考資料

国土交通省:「みんなにやさしい自転車環境-安全で快適な自転車利用環境の創出に向けた提言」,2012年4月5日, http://www.mlit.go.jp/common/000207441.pdf
国土交通省・警察庁:「安全で快適な自転車利用環境創出ガイドライン」,平成24年11月(その後,平成28年7月に改訂),http://www.mlit.go.jp/road/road/bicycle/pdf/guideline.pdf
水戸市自転車利用環境整備審議会・会議資料,http://www.city.mito.lg.jp/000271/000273/000281/000482/001824/001940/p013661.html

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