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【茨城大学工学部准教授 寄稿文①】自転車の利用環境から考えるまちづくり

茨城大学工学部 都市システム工学科 准教授 平田輝満

日本の常識・世界の非常識~自転車の歩道通行

自転車は車両です。原則として車道の左側を走りましょう」 茨城大学工学部がある日立市でも,このようなポスターが随分前から駐輪場などに貼られており(写真1)

駅から自転車で通学する高校生などはよく目にしているだろうし,高校の先生が早朝から路上で交通ルールの順守を指導している様子もしばしば見かけます。

場所によってはルール通り車道を走っている様子も見られますが,実際には,高校生を含め多くの人が依然として歩道上を平然と自転車で走行していることが多い(写真2)

最近「自転車は車道」と目立って言われるようになりましたが,なにも基本的な交通ルールが変更されたわけでもありません。もともと自転車は法律上「車両」であり,原則として自動車と同じように車道の左側を走らなければならないことになっています。(車道の右側を走るということは逆走になる)

しかし日本では,昭和40年代からモータリゼーションの進展に伴う自動車との事故の急増に対応するため,道路空間が狭かったこともあり,自転車のための走行空間を確保することをあきらめ,やむを得ず歩道上に自転車を上げることを条件付きで許してきました。いわゆる自歩道(自転車歩行者道)です。自歩道は日本各地で多く整備され,歩行者と自転車のマークが入った青い標識で示されています。

(写真1)一方で,自転車のための走行空間を車道に整備することは稀だったので,日本では自転車が歩道を通行することが当たり前になってしまい,今に至ります。自転車が車両であるという意識もすっかり希薄化してしまいました.世界の都市をみても,このような状態はとても珍しく,まさに日本の常識,世界の非常識の一つなのです。なお,自歩道であっても歩行者の安全を考え,自転車は「歩道上の車道寄り」を「徐行(いつでも停止できるような,かなり遅い速度で走行)」しなければならないことになっていますので,自歩道だからといって普通の速度で縦横無尽に走っている自転車はNGです。

図1図2

写真1 日立市の駐輪場に貼られているポスターと自歩道標識(自転車歩行者道)

 

 

図4図3

写真2 常陸多賀駅近くの大学通り(車道の左側は最初は自転車が走りやすいが,途中から路肩も狭く歩道を走る自転車が多くなり,その後は住宅街の中の細街路に迂回している.自転車が走れる連続性のあるネットワークが重要)

 

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